06 データ型について
データベースはそれぞれのデータを入力する際にそのデータを定義するデータ型というものを定めることが必要でした。そしてtb1を作成する際は文字列のデータ型であるvarcharと整数の入力をするintを学びました。次はもう少したくさん紹介し、使える選択肢を増やしたいと思います
データベースの構造例
データ型→varchar | データ型→int | データ型→date |
---|---|---|
文字入力しかできないカラム | 整数しか入力できないカラム | 日付しか入力できないカラム |
数値型
数値型のデータ型にはintの他以下のようなものがあります
主な数値型
型 | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|
TYNYINT | -128 | 127 |
SMALLINT | -32768 | 32767 |
MEDIUMINT | -8388608 | 8388607 |
INT | -2147483648 | 2147483647 |
BIGINT | --9223372036854775808 | 9223372036854775807 |
数値のデータ型は最小値〜最大値までの範囲があり、データ入力は「+」「-」を付けて入力することもできます
文字列型
文字列にもたくさんの文字列型があります。主な文字列を紹介します
主な文字列型
データ型 | 文字の長さ |
---|---|
CHAR | 255 |
VARCHAR | 255 |
TEXT | 65535 |
文字列型の入力には「”」ダブルクォーテーションまたは「’」シングルクォーテーションを入力します。
CHARとVARCHARの違い
CHARは例えば長さを5とした場合
CHAR(5)
と入力しますね。そしてここに例えば「abc」という3文字を格納したとします。ですが実際のカラムに格納される長さはあくまで5文字にこわだるので実際には「abc 」と2文字スペースが入ります。これを固定長といいます。データを取り出すときはこのスペースは削除されます。
一方VAECHARは
VARCHAR(5)
と入力しますが、CHARの時と同様「abc]という3文字を格納しても、カラムの長さは3文字で表現されます。これを可変長といいます。
CHARとVARCHAEの入力時の違い
値 | CHAR(5) | VARCHAR(5) |
---|---|---|
'ab' |
'ab ' |
'ab' |
'abcd' |
'abcd ' |
'abcd' |
'a' |
'a ' |
'a' |
'abcde11111' |
'abcde' |
'abcde' |
このようにCHARはVARCHAEと違い5文字に満たないところは空白スペースを入れてきます。そしてCHARもVARCHAEも5文字を超えた場合は6文字以降は切り捨てられることに注意が必要です。
日付・時刻型
データ型には日付や時刻を格納するものもあります。
主な日付・時刻型
データ型 | 内容 | 範囲 |
---|---|---|
DATETIME | 日付と時刻 | ’1000-01-01 00:00:00’〜’9999-12-31 23:59:59’ |
DATE | 日付 | ’1000-01-01’〜’9999-12-31’ |
TIME | 時刻 | ’-838:59:59〜838:59:59’ |
日付・時刻型は1999-00-00や1999-01-00などの現実にはありえない数字も格納します。誕生日のデータをとろうとしたときに具体的な日付がわからないときなどにこのシステムは役立ちます。なおTIMEの対応範囲が24時間ではないのは、1日の時刻を表現するためでけでなく、経過時間や2つのイベント間の感覚を表現するために使用される場合があるからです。
日付・時刻型の入力には「”」ダブルクォーテーションまたは「’」シングルクォーテーションを入力します。
では日付・時刻型のテーブルを作って表示を確認してみましょう
07 データ型について その2(日付・時刻型)
06 データ型について関連エントリー
- 01 データベースの作成
- 02 データベースを確認する
- 03 データベースの指定をする
- 04 テーブルtb1を作る
- 05 テーブルにデータを挿入する
- 07 データ型について その2(日付・時刻型)
- 08 テーブルを改良する(その1)
- 09 テーブルを改造する(その2)(データ型を変更する)
- 10 テーブルを改造する(その3)(カラムを追加する)
- 11 テーブルを改造する(その4)(カラムを自由な位置に追加する)
- 12 テーブルを改造する(その5)(カラムの順番を変える)
- 13 テーブルを改造する(その6)(カラムの名前とデータ型を変える)
- 14 テーブルを改造する(その7)(カラムを削除する)